害虫(がいちゅう)を防(ふせ)ぐ方法(ほうほう)


問題15の答(こたえ)は、「いいえ」です。


 害虫を防ぐ方法として、ふつうに行(おこ)われているのは、農薬(のうやく)を使(つか)う方法です。だけど、害虫の性質(せいしつ)を利用(りよう)して、農薬のほかにも、いろいろな方法が行われています。

 たとえば、ビニールハウスなどでは、天敵(てんてき)をはなしたり、まどから虫(むし)が入らないように細(こま)かい目(め)の網(あみ)をはったりします。また、黄色(きいろ)の蛍光灯(けいこうとう)を夜(よる)につけて、ヤガ(ヨトウムシなど)が動(うご)けないようにして被害(ひがい)がでないような方法も行われています。

 果樹園(かじゅえん)では、ガのメスのにおいがするものを中(なか)につめたチューブを枝(えだ)につるして、そのにおいがあたり一面(いちめん)にいっぱいになるようにして、オスがメスのいる場所(ばしょ)を分(わか)からなくさせて、防ぐ方法も行われています。また、ミカン園(えん)では、光り(ひかり)を反射(はんしゃ)する白(しろ)い布(ぬの)を地面(じめん)に敷(し)いて、飛(と)んでいるチャノキイロアザミウマを落下(らっか)させてしまう方法などもあります。

 このように、害虫をふせぐ方法には、農薬や手でとる方法のほかにも、いろいろあるよ。

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